ロタウイルスワクチン
ロタウイルス感染症を予防するワクチンとしては2種類あり、いずれも飲むタイプの生ワクチンで、生後6週から接種できますが、生後6から8ヶ月以降はロタウイルス感染症による腸重積の発症が多くなることから、いずれも、それまでに服用を終わるようになっています。ロタウイルスワクチンは抵抗力を上げるために、ロタテックは3回、ロタリックスは2回服用が必要です。また生ワクチンのため、次のワクチン接種まで4週間以上間隔をあける必要があります。この時期は、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、DPT-IPV(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオワクチン)など多くの予防接種時期と重なり、どのワクチンも重要で早期始めた方が良く、ロタウイルスワクチンは、他のワクチンとの同時接種がおすすめです。
ロタテック(5価ワクチン):4週間隔で3回接種します。生後6週から遅くとも生後24週(168日)までに1回目、そして3回目は生後32週 (224日)までに接種を完了します。生後32週以降は接種することができません。(ロタテック添付文書/説明書)
ロタリックス(1価ワクチン):4週間隔で2回接種します。生後6週から遅くとも生後20週(140日)までに1回目、生後24週(168日)までに接種を完了します。生後24週以降は接種することができません。
ここではロタウイルスワクチンに関して記載してあります。ロタウイルス感染症についてはこちらです。