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小児用肺炎球菌ワクチン(15価肺炎球菌ワクチン)

5歳未満では肺炎球菌による髄膜炎などへの感染リスクが高く、特に乳幼児では致死率が高いことや罹患後に後遺症が残ってしまう可能性が高いことから、肺炎球菌ワクチン接種による予防が重要になります。 

生後2か月目から接種可能ですが、4週間おきに3回(生後7か月以上、1才以上では接種回数が異なります。お問い合わせ下さい)接種する必要がありますので、接種は出来るだけ早く開始されるのがお勧めです。

また初回接種後の追加接種を忘れないでください。2か月あければ接種できますが、抵抗力をしっかり上げるためには、1歳以降に接種することを推奨しています。小さなお子さんに肺炎球菌に対する抵抗力をしっかりつけるために、大人用の肺炎球菌ワクチンとは作りが異なっており、その分、接種部位が少し発赤、腫れをみることもありますが、多くは1-2日で軽快します。

2024年4月から接種を開始する15価肺炎球菌ワクチンに関しても同様に接種します。
肺炎球菌には多くの種類があります。今までの小児の定期接種として採用されていた13価肺炎球菌ワクチンは「13種類の肺炎球菌」による感染症を予防することができていました。そしてこれからはさらに多く「15種類の肺炎球菌」による感染症を予防することができます。15価肺炎球菌ワクチンを13価肺炎球菌ワクチンから切り替えて接種した場合の有効性と安全性は薬事審査において確認されています。そのため今まで13価肺炎球菌ワクチンの接種をしている方は、4月の切り替えのタイミングでそのまま15価肺炎球菌ワクチンを接種が可能です。

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