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ロタウイルス Rotavirus

 日本では毎年、冬から春にかけてロタウイルス胃腸炎の流行が認められています。ロタウイルスは感染力が強く、発症年令は生後1才~2才がもっとも多く、5才までのほぼすべての乳幼児が罹患しています。ロタウイルス胃腸炎は、衛生状態が改善しても感染予防は困難と言われています。生後3カ月までは母親からの免疫によって感染を起こしにくく、感染しても症状は軽いのですが、生後3カ月以降に初めて感染すると重症化しやすいことが知られています。ロタウイルスにはいくつかの種類があり、地域によっても、年度によっても、流行するタイプが異なり、同じ地域でも、2種類以上の違うタイプのロタウイルスが流行することもあります。そのため、何度も感染することがありますが、感染を繰り返す毎に、抵抗力がついて軽くなるようです。症状は、ロタウイルス接触後2日以内に、嘔吐、発熱に始まり、翌日より下痢が4-5日持続します。治療は、脱水などがあるときに点滴などをしますが、抗生剤は無効です。平成23年11月から任意接種(希望すれば接種)として、予防接種ができるようになりました。

 ここではロタウイルス胃腸炎に関して記載してあります。ロタウイルスワクチンについてはこちらです。

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