五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチン
ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオ、ヒブ感染症の発症を予防するのが主な効果です。五種混合(DPT-IPV-Hib)ワクチンとDTワクチンと併せて全5回の定期接種を受けきることが最も重要です。
生後2か月から接種出来ます。初回は3回接種が必要です。初回接種後1年から1年半後に追加接種を忘れないでください。
接種部位が少し発赤、腫れをみることもありますが、1-2日で多くは軽快します。百日咳に対するお母さんからの赤ちゃんへの移行免疫は、感染を防ぐのに十分ではなく、1才以下,特に6ヶ月以下のお子さんでは百日咳が重症化しやすく、出来るだけ早期に接種することが望ましいと言われています。
追加接種まで全て接種すれば、いずれの種類のワクチンを用いても抗体獲得率(免疫を持つことに成功する確率)は100%とされています。ジフテリア、百日咳、破傷風については最後に接種してから10年程度で効果は減弱するので、免疫効果を維持する場合は追加接種(DPTワクチン、DTワクチン、破傷風トキソイドなど)が望ましいです。